こゆきのこごと

国語・音楽・理科・ところにより社会をお届けします。

“ひきざん”の“おんがく“!

どうも、北関東のじゃないほう芸人代表こゆきです。

 

 

最近記事を更新再開した理由がコイツ

 

koyuki.hatenadiary.com

 この記事がすっごい弱火、もうほんと“そんなんで角煮煮とったら3日かかるよ!火力上げなさい!”と料理長から罵声飛んでくるくらいの弱火なんですけど…

 

 

 

 

 

 

バズった。

 

 

 

 

 

わーい

 

 

 

何か“ベースがカッコいいバンド”でググると1ページ目に踊りでる。

ベース・良い・バンド の3キーワードだと一番上っていうちょっとした恐怖すらw

こんな辺鄙な“万引きしちゃったなう”みたいなこと書いても、“カツアゲなう(中年オヤジの土下座画像付き)”みたいなこと書いても炎上しそうもないくらい過疎ってることブログが…マジかよと。

目を疑いました。

村にイオンが出来た様な気分です。

 

やべー、バンドって言っときながらバンドじゃないの入れちゃったよとか最後ふざけちゃったよとかいろいろ後悔したねw

 

んで後悔しつつふと思ったんだよね。

 

 

 

アレ?音楽って客寄せパンダになるんじゃね…?(単純

 

 

 

万年日陰者のこゆきがじゃないほう芸人脱却のチャンスをいただいているわけです。それを活かさずして何を活かすと。

そんなこんなで、定期的にカテゴライズ音楽は配信していこうと思った(単純)。

 

今日は前置きが長くなったな。

 

最近とある曲をエレクトーンとベースでそれっぽくなるようにアレンジしよう!というミッションを頂戴した。引き算で簡単アレンジ!みたいな作業してたら音楽に心血を注いでた若かれし頃をかすかに思い出して苦笑いした。

 

まあそんな僕の懐古感はどーでもよくってねw

最近の曲ってちゃんと聞くとガチャガチャした曲が多いんよね。鍵盤とベースとボーカルで何とかなる曲探してって言われて安請け合いしたら選曲の時点で心折れそうになった。

 

結構聞いたんだがねぇ…

 

まずトラックの中心が鍵盤になるからソロアーティストからあたって朧げに覚えてるピアノメインのバラードとか聞いてみるとサビ前から凄いストリングス入ってくる。PVだといかにもピアノソロですよ感出してるのに結構な音量でストリングス鳴ってたりする。

作曲のお師匠から“サビ盛り上げたかったら裏でストリングス鳴らしとけ”と昔言われましたが現代のプロもやってるのねw再認識

勿論ガチャガチャした曲が嫌いっていうわけでもないし、好きな曲もたくさんあるんだけどさ。

もうちょっとこう?シンプルさを売りにした奴はいないのかと。

 

あ!

 

ここんとこ売れてきてCMとかでも使われだした日食なつこさんだ。

ご存知、日食なつこさんだ。

知らなかった方は是非聞いてみてください、引き算J-POPの一種の到達点と言って過言ではないですから。まあまあ、騙されたと思って聴いてみてくださいw

 


日食なつこ「水流のロック」 4th MV

 

彼女は生粋の叩き上げピアニスト。本件にピッタリじゃないか。

ピアノボーカルとドラムの2人編成だし?ん?

ドラム?

違ったー。惜しー、ベースじゃなかったー。

 

そんなこんなもたついてたら、コレでと渡された曲をアレンジしていくことになりましたw

 

 

決算前にカロリー高い作業になりそうです。

 

 

 

そんなアレンジャーを泣かせずともコピーできる楽曲を今日は紹介したい。

まあ簡単に言うと今回の案件コレならほぼノーアレンジで行けんじゃね?と思ったヤツら一覧ですw

 

尚、音数はいつもより控え目でお送りします。

 

Vo.✖Key✖Ba.✖Vn.

アンジェラ・アキ 『This Love』

Vn.は無くてもギリ行ける。たぶん行ける。

みんな大好きBlood+のエンディング

 

Vo.✖Key✖Dr.

日食なつこ 『水流のロック』

なつこ先輩マジかっけーっす。

バカにしてる感じ出ちゃうけどw

若い才能に嫉妬してしまうけどw

ホントにカッコいいんです。

 

Vo.✖Key✖Ba.✖Dr.

DADARAY 『誰かがキスをした』

まあ上記のランキングにも上げさせていただいてる訳で。

何も言いますまい。

多分すっごい薄ぅくギター入ってるけどその辺はご愛敬で。

 

Vo.✖Key✖Ba.✖Dr.✖Vn.

Aimer 『六等星の星』

独特のシンセ音入ってるけど大丈夫。

安心してください、いつの時代も音源は売ってます。

大音量で鳴ってるウィンドチャイムは・・・

ボーカルのマイクスタンドに下げてもらおう(提案

 

Pf.

ジョン・ケージ 『4分33秒 

 

 

小一時間思いついた曲聴いてみて気づいたのはどんなに引き算してもドラムって無くならないことw

そりゃそうよ、曲のメリハリってドラムですものw

青春全部つぎ込んだ頃を思い出し懐古感に浸ってしまいました。

 

まぁそんなこんなでダラダラと音数が少ない曲を並べたてましたが、何でかって?

 

音数を多くすれば曲が華やかになるのは当たり前。

ただ、やりすぎるとメリハリがつかなくなってメロが耳に残らないんよねーってことを分かってほしかった。

 

最たる例がボカロ系譜の楽曲。

すっごいガチャガチャしてる。決して悪いと言ってるわけじゃない。

ただアレが成り立ってるのは初音ミクのケロケロボイスのおかげな訳で。

トラックに気合入りすぎて生の人間が歌ったら前へ出にくい情報量の音が詰め込まれてる訳ね。

 

テクノポップ代表、かの有名な中田ヤスタカさんだってボーカルにエゲツねぇエフェクトかけてる。もう誰が歌っても同じなんじゃね?と思うくらいボコーダー的なエフェクトをかけてる。

まああんなスクランブル交差点張りに混雑したトラックは、声が尖ってないと歌ごと喰われますから。

 

 そんなこんなで引き算で素材を活かしてるアーティストや曲だったり、リズム隊+αでここまでトラックを突き詰めるとは…みたいなアーティストや曲たちを紹介していきたい。

勿論弾き語りとか、フォークソングは除くね。

 

1.日食なつこ

前述した通り引き算ポップのある種の到達点。

水流のロック然り、11年然りほぼピアノとドラムのみで曲が構成されている。

もーその編成聞いただけで尖ってる。

イチオシの“水流のロック”は上にリンクが貼ってあるので是非一度聞いていただきたい。

 

2.Aimer

皆さんご存知アニソン界に彗星のごとく現れた歌姫Aimer。

独特の揺らいだ声は壊れかけの喉だからこそ出るとのこと。

詳しくはググってください。

 

して曲。

様々な方が楽曲提供しているから、平均値取りづらいけど

“Ref:rain”は名曲。

著作権の都合リンクは無し。

 サビ前まではかなり音数絞って、サビで音圧あげて一気に盛り上げてるのが分かると思う。

上手いなー、すげーなー、と思った一曲。相変わらずウィンドチャイムなってんなーとも。

ただAimerに関しては前述の通り提供者によってムラが凄いからコテコテした曲も一部あり

 

3. “I do” 菅野よう子

またか、また菅野よう子とお思いの方もいるでしょう。

こゆき、どんだけ菅野崇拝してんだとお思いになるでしょう。

 

しかし聞き比べてみてください、私が前お勧めしたマクロスF“ライオン”と。


攻殻機動隊 - i do(字幕付き)

ほぼピアノソロ。

滅茶苦茶アンニュイ。

菅野メロディーは攻殻機動隊を支える骨子です。

菅野メロディーなかったら多分攻殻は流行らなかったと思う。

というはかSACの感動の半分はI doの賜物なんじゃないか?とすら思います。

 


[Vietsub] Lion - May'n

歌ってみた大杉www原曲見つかんなかったw

とても同じコンポーザーとは思えんよねw

 

4.“Lemon” 米津玄師


米津玄師 MV「Lemon」

 

普通に名曲として流行ってんだろうけど、技術面も凄いなー

詳しい考察は↓


スマホでは聞こえない音が!?米津玄師「Lemon」に隠された音のメッセージ

 

なるほどと。

いやね、耳が聴き手に回ると正直全然気づかない訳ですよ。

 

僕もまがりなりに作曲なるものを食い扶持としようと躍起になっていた時期がありましたがねwこういうのセンスの差見せつけられると諦めてよかったのかなと思うね。

 

して肝心の“Lemon”

Pf.✖Ba.✖Dr.✖Vn.の少数編成。多分打ち込み。

シンプルな編成の筈なのにサビにしっかりと華が咲いている。

ブレイクの入れ方も秀逸。

考えてDimコードつかってんのか手癖で入ってるのか分からんが考えてるならテクニシャンだなー

 

米津さんは色んな曲通して奇抜な音をナチュラルに叩き込んで来るから聞いてて飽きない。尚シングルA面はキャッチーに、B面で好き勝手やってるイメージ。

 

5.松任谷由実

急にどーしたとお思いになる方もいるでしょう。


真夏の夜の夢 松任谷由実

 

しかし荒井由実もとい松任谷由実はJ-POP黄金期の歌姫。

トラックは凝ってるように聞こえるけど楽器隊ば非常にシンプル。

近年みたいに“困ったときのストリングス”とかやらない。

サビに入ったって音数なんか増やさない。

でもきっちりメリハリがついてる、何故か?

 

答え

パーカッションでキッチリノリを出してるから。

Aメロ4ビート⇒Bメロ8ビート⇒サビ4ビートと。

 

いつになっても名曲は色褪せないし、色褪せないには理由があるんです。

 

長くなりそうなので今日はこの辺りで。

以上、こゆきがお送りしました。