こゆきのこごと

国語・音楽・理科・ところにより社会をお届けします。

夢だった仕事に就かなくても良いと思う理由

何か最近職業感について書くことが多いけど今日もその延長戦。

 

1.そもそもソレ、ほんとにやりたいこと?

人間は錯誤する生き物なんだ。例えば小学校の夢を思い出してほしい。

特撮ヒーロー、野球選手になりたかった奴もいれば、ケーキ屋さんとかお花屋さんになりたかった人もいただろう。そしてそいつらは95パーセント以上の確率でその職業についていない。

ちなみに僕は総理大臣になりたかったらしいw

そして高校のころはスタジオミュージシャンになりたかった。(大検で)大学行っても音楽への憧憬は忘れられずコンポーザー目指して作曲の勉強をした。

しかし今では全然関係ない会計とか税務を飯のタネにしている。

生きるために必要な事柄をレーティングして、“生活”より“夢”が上に来ない限りはその夢を見限っても大きく後悔はしないと思う。まあ若干の後悔とか歯がゆさは残るけどね…

 

2.その“夢”が叶った後の現実見据えてる?

“出版社に入りたい”、“美容師になりたい”、“声優になりたい”どんな夢でも目標でも構わない。その夢がかなった瞬間にそれは仕事という形で責任を伴い自身にかぶさってくる。

出版社なら締め切りに間に合うように原稿を上げ夜なべすることもあるだろう、美容師なら若くて一番遊びたい時期の時間を犠牲にしてカット練習に打ち込まなければトッププレイヤーにはなれず万年ワープアだよ。

結果的に言えば僕はコンポーザーにはなれなかったし今はそれでいいと思ってる。

レコード会社の音源審査に応募するためにひたすら作曲し続けてたときは苦行だった。趣味でニコ動とかに初音ミクの曲を上げてるくらいの時は楽しかった。締め切りもなければ、評価も“素人が、言わせておけ”位のものしかなかったし。バズらなかったが比較的“もっと評価されるべき”というタブはそこそこもらった。

しかし音階の幅やら、尺を決められて仕事として作れと言われれば話は変わってくる。

それはもう僕が作りたい曲じゃない。

でもそれがやりたいことを仕事にするということなんだよ。だから僕の音楽はそもそも趣味の域を出てなくてコンポーザになる器じゃなかった

 

3.夢破れた時のリスク管理出来てますか?

出版社志望でリクルート失敗しました、声優のオーディション軒並み落ちました、美容師免許取ったけど給与が安くて続けたくないなどね。

現実を突きつけられた時、もしくは現状から逃げ出したくなった時にセーフティーネットは準備しとくべきだと思う。まあそれが甘えになる可能性もあるけど。

芸術方面であれば25才までに結果が出せなかったら諦めるとか、志望職種があるなら密かに次にやりたいことを密かにを持っておくとかね。

夢にまっすぐなのは悪いことじゃない。けど、命あっての物種だから。

 

友達というには疎遠だが、知り合いというにはもうちょい近しい奴がいた。

そいつはストレートにKO大学に行って、就職決まらなくて首を括った

確か電通でも枕させられたって噂がある過労自殺出たよね。

夢が叶わなくて死ぬ奴もいれば、叶った後現実に苛まれて死ぬ奴もいるんだ。

“死ぬは最後の手段”ってのが僕の生き方だからその事を否定も肯定できん

“辞めればいい”とか、“次の就活をすればいい”って一般論は自ら死を選ぶ人間の認知の歪みには通用しない。

だからそうなりたく無ければ、転ばぬ先に杖立てといて別の生き方考えといたほうが良いんじゃないかな。心が健康なうちにね。

 

4.夢を諦めるなら平常時は8~9割くらいの力で働ける環境がベスト

どうしても叶えたい夢なら10割の力で365日動き続けられるかもしれない。

けどさしてやりたい訳でもなく手段としての仕事なら10割で走り続けるのは無理。

 

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 少ない経験則だけど。

なら生活水準を下げてでも8~9割の力でこなせる仕事を選ぶべきなんだ。

どんな業種でも繁忙期とかトラブルとかで10割以上の仕事をしなくちゃいけないことがあるから。常に全力疾走してるとトラブったときに修正が利かなくなる。

つまりキャパを超えてるほうが、“ちょっとのミスくらい仕方ない”とか“明日でいいことは明日に回そう”ってなってくるんだよ。

 

多分余裕がありすぎると人間腐る、けど多少の余白がないとミスを起こしても仕方ないって空気になるんだよ。

でもそれは間違いで、クライアントから1万をもらうなら忙しかろうとなかろうと提供するサービスの質は同じじゃなきゃならんのさ。

そして忙しいを言い訳にお客から1万貰って行った質の悪いサービスがクレームになればさらに自分の首を絞めることになるんだ。

1万もらったなら1万のパフォーマンスを、2万なら2万のパフォーマンスを出せる余裕は持つべきなんだ。

 

5.ノー残業は悪という風潮と後押しするみなし残業

本来逆なんだよね。

残業が悪なんだ。残業することが悪なんじゃなくてさせることね。

本来は被雇用者のタスクの管理をするのが雇用者ないし管理職の役目で、その管理ができない経営陣は無能だよ。先にあげた事故とか、繁忙期を除いて。

慢性的な残業体質は責任感を人質にした犯罪くらいに思ったほうがいい。過労での自殺は殺人と何が違うのかと思うし。

 

もうちょい働きやすい国になれば良いなぁと思うね。

国民に問う、明日の10万か10年後の100万か?

これは結構難しい問題なんじゃないかと思う。

前回は暗号通貨という観点から日本の税制に一部言及した

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して記事の中頃に“自国の通貨”の安全性について記述させてもらった。

日本の場合ジンバブエと違いデフレが問題視されているが、まずなぜデフレがいかんかというと…

 

デフレの問題

極端な例で行けば2,000万円で家を建て同額借入を起こしたとする。

物の価値は下がり続けるため建物の価値が1,000万円になってしまえば比較で借入は2,000万円残り、家は1,000万円の価値になってしまう。

つまり借入がある人格が負担する借入額が実質的に負担増となってしまう。もちろんここでいう人格には法人も含まれるため、借入をしている法・個人全員が価値がそれを使って投じた物やサービスの価値は半減してしまっているにもかかわらず額面通りの金額を償還しなくてはならないためじわじわと借入返済の負担が実質的に上がるわけだ。

しかし、借入がない人も安心するなかれ。

返済財源を捻出、もちろん資金を残し事業を拡大するために法人は運営しているわけであるがデフレによりリターン(売り上げ)が少ない状態で借入を償還していけば資金繰りは苦しくなっていく。つまり最終的に給与のベースが下がるといった事態に及ぶ可能性もある。まあ借り入れがある人格より受ける被害は少ないだろうが…持ち家のフルローンの持ち家等だと一番被害を被るわけだ。

要は物の価値と金の価値がじわじわでも継続的にずれていくことが問題なのさね。

 

日銀が掲げる物価上昇率2%は可能か否か

物価上昇率の推移

見れば分かるが、バブルが完全にハネた後平成20年麻生太郎が政権を握った年と消費増税があった年を除き見事に横ばいないし、下落の一途をたどっている。

政権交代が起こるたび、“デフレ脱却”“円高に歯止めを”と謳ってはいるが、その結果がこれである。そして無くならない議員年金

国民としては正攻法の政策ではデフレ脱却は無理じゃない?と思っちゃうわけです。

一応アベノミクスではテコ入れを始めて効果が出始めるのは2019年ごろと指針を示してはいるが消費増税の時期と被っており、実質的に物価上昇しているのか消費増税前の特需によるスポット的な上昇なのかが測り難い時期である(狙ってるのか?)。

昨今の株価上昇の一翼を担っているであろう日銀から国債経由で民間企業に金をまくのは構わないし、その資金で消費が活性化されるのは手段として間違ってはいないと思う。そして政策自体には僕自身否定的ではない。

 ただそれは対症療法であって状態療法ではないのかなと思う。現状金をばらまいた結果日経平均株価は上がり、上場企業は潤沢に資金を得ることが出来ただろう。

しかし株は水物である。日銀が借金で金を投じ引き上げた株価も海外投資家が売りに走れば黒田がやりたがってる“株価上昇神話”は崩れてしまうんだよね。

そして間接的には引き上げに新規発行された国債がまた焦げ付く。背水の陣の政策を打って出たなぁとは思う。

マイナス金利も大して物価上昇然り、金の巡りを良くするには至らなかったから仕方ないんだろうが。

 

http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/appendix/breakdown.pdf

上記リンクから見られる国債保有者割合から見ても日本が置かれてる状況が垣間見える。

国庫短期証券(割引債)の1年以内償還の国債を国外投資家が過半数を買っている。逆にある程度中長期の国債に関しては5%程度しか買われていない。

加え1年以内償還の国債であるため泣いても笑っても112兆円は償還しなくてはならない。しかも過半数は国外投資家に。

つまり諸外国の評価は短期的には努力目標は達成できるかも知らんが、中長期的には改善の見込み薄と評価されてるってことだよね。見立てだけど、消費増税の特需の件がなければ物価上昇率2%なんて夢のまた夢。歴史も物語ってるよ。

 

資産課税を強くしろ!

日本の資産保有率の60%超は60歳以上の方々が塩漬けにしている。

現役世代が給与でやりくりして貯めている1.5倍の資産を余生を過ごしている方がホールドしている訳だ。

それが収益物件であったり、所得、というより税を生む資産であれば問題ないだろう。

余生を過ごす方々にとってしてみれば、“現役並みに稼ぐことが出来ないことから来る不安”“子・孫世代に残してあげたい資金”という位置づけなのだろう。

富の再分配という観点で、確かに相続・贈与の税率自体は高くなった。

ただしそれに伴い、資産課税の抜け道も多くできていることもまた事実である。

父母などから結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度のあらまし|パンフレット・手引き|国税庁

祖父母などから教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度のあらまし|パンフレット・手引き|国税庁

がH27年より施行されている。

ここでポイントになるのが親ではなく直系尊属と明記されている点である。つまり富裕層は(贈与分を生きてるうちに使い切ること前提だが)一段飛ばしで一人頭2,500万円非課税の枠を設けてもらえていることとなる。

そしてスキーム的にも完全に富裕層の資金を課税せず下に流すシステムである。

中流家庭で2,500万円をキャッシュで信託銀行に預けられる家なんかめったにないだろうからね。

いかにも贈与・相続税あげて資産課税強くしましたアピールされましてもちゃんと逃げ道あるじゃんねw

相続をきっちり対策できなかった場合持ってかれるってだけ。生前贈与然り、10年かけてうまく仕組みを使えばかなりの相続だって節税はできるんだよね。だから富の再分配何てカッコいいこと掲げてるけど、天辺からは分配されないんだ。持てる人間は外部の税理士囲って対策するから。

むしろ小金持ちで現金なく換金するのが難しい固定資産持ってる人間が一番被害を被るのさね…(切実

 

ここからが超極論w資産課税ここに極まれり。

金が動かないなら、いっそ事業外預金有高+収入で所得税額出すようにすればリタイア組も多少預金から現金吐きだすんじゃないかな?せっかくマイナンバーで預金口座ひも付きになり始めてきたし。

そうすれば市場に資金が流入してくるから血の巡りもよくなって消費課税で税収増えるし、過剰だった預金で収益物件でも立ててくれれば所得税収も上がるしね。

まあこれはバッシング受けて当たり前のような行き過ぎた理論だとは思うけど、ここまでやらんと高齢層は金を吐き出さないと思うんよね。

 

しかし何故か下がる法人税

今国が赤字国債発行してるのって結局税収が足りないわけで、税収で賄うか支出を減らすしか国債を減らしていく方法はないんだよね。

であれば法人税率を段階的に下げるという税制改正大綱はいかがなものだろうか?

利益追求が義務である法人課税を緩和して、個人課税から絞るってのは国策として如何なものかと…

ましてや平成31年からは消費増税10%も控えてるわけで。

付加価値税は一律だから低所得者の税負担は増えるし、富裕層から税収を絞るという方針から大分外れてるんだよなぁ。そして増税後の消費の冷え込みもあるだろうし…

だったら同族会社にも段階的に留保金課税を適応して配当金を吐き出させるとか、特別償却の条件を厳しくするとか利益追求義務ある法人課税も強めても良いと思うんだがなぁ…飴と鞭をやってられる財政状況でもないんだから、税制緩和とか誰が使うか分からない助成金とか取っ払って他の財源に回せばいいよ。高所得者向けには資産課税で絞る、加えて利益追求義務ある法人課税を強めるべきだろ…

あと、知ってる人だけ得をする助成金なんかなくしてしまえ!(シャウト

要件厳しすぎて中小零細は使いにくいんよ…数千万の設備投資なんか出来ないし必要がないんよね。

 

【まとめ】

かなり怒りに任せて書いたので纏まってないしお目汚しもあるかもしれませんが、今の日本は10年後の100万より明日の10万を取りにいかざるを得ない状態なのかなって感じてるから、しっかり改善されること切に願う。

暗号通貨の今後と国内税制について考える

多少暗号通貨と国内税制に突っ込んだ記事だから予備知識がないとちょっと読みづらいかも。

 

ついにビットコインが最大瞬間風速9,000USDに乗りかかり、年初めに暗号通貨投資に目を付けていた人はそれなりに含み益を出せてると思う。

して僕も暗号通貨にある程度投資をしているわけだが暗号通貨の今後について考えてみようと思う。

 

そもそも暗号通貨は通貨代替物として有用か?

エンドユーザーから見た中央集権機関のある貨幣との比較

【優位点】

①すべての取引がブロックチェーン上に残りかつ、契約条項も同時に盛り込めるトークンも有る為契約・決済・履行に際しヒューマンエラーが従来より起こりにくい。

②受取先のアドレスが分かれば金融機関を介することなく個人間決済が行える。

③中央集金機関がないため、インフラさえ整えば海外旅行等でわざわざ両替を行う必要がなくなる。

といったところですかね。

【劣位点】

①現状投資の対象として注目を集めすぎており1BTCの価値が安定しない

②ネット上のシステムであることから高齢者層に浸透しにくい。

③まだインフラが整備されていなく、決済手段として使える店がごく限られている。

といったところでしょうか。

 

 そう考えると現状まだ暗号通貨は貨幣の代替物としての機能は果たしていないことになるのかな。

 

じゃあ何でビットコインは高値更新し続けてるの?

可能性は3つもしくはその複合だと思ってる。

①単純に投資対象として魅力的

 ボラティリティが高くレバレッジかけなくても損失のリスクと同等に利益を出すことが出来る(レバ入れないので投じた額以上の損失が出ない)⇐僕みたいな小遣い稼ぎの投資家にはかなり魅力的

加え決済手段としての見込み云々は抜きにして機関投資家やプロの方々も投資の場として目を付けてる。上場予定となったCMEやCBOEで広く投機対象と認知されることによって投資として流れてくる資金でまだ上がるのではないかという期待値上げの可能性。

②自国貨幣の脱出先

 ジンバブエドルと言えばピンとくる方も多いだろうが自国貨幣がトイレットペーパーより価値がなくなってしまうような国もある。

そんな信用ならない自国貨幣の逃がし先にビットコインが充てられている可能性(ちなみにジンバブエは確定でそうなってるみたいね)。

③そもそもまだ適正価格に達していない

 暗号通貨は貨幣代替物なので、いつかサラリーマンがビットコインで夕飯を買って帰るとか、給与がビットコインで払われるといったことが日常になる日が来るのかもしれない。

そうなると上記した劣位点の価格の変動が大きい事は難点だ。

なると1BTCの価値が一定の水準で安定しないことには貨幣代替物として広く決済手段として用いられ難いだろう。

つまり適正価格に達してある程度価値の変動が横ばいになってからがスタートラインなのでは?とういう可能性。

 

僕が考えるに②は稀有な例で概ね①と③の複合なんじゃないかと考えてる。

投資する側は基本的にはニュースを材料に売り買いしてるし、CME上場のニュースがロールアウトした時は良くも悪くも震えた。決済手段の面では徐々にインフラが整備され、日本ではビックカメラなどがビットコインで買い物ができるようになっており導入は進んでいる。

だから僕はエンドユーザーに決済手段として浸透するまでは価値は上がり続けるのではないかと考えてる。

それがいついくらになるかは皆目見当がつかないけど。

 

しかして日本は暗号通貨に否定的である

世論もそうだし

ripple-x.com

インチェックが障害を起こしてサーバー停止したときのヤフーニュースのコメントが載ってるサイトを引用させていただきました。

 

税制もそうだし。

暗号通貨投資のキャピタルゲインが損失の繰越が出来ない総合課税の雑所得とはいささか厳しすぎではないだろうか?そして課税のタイミング。

①暗号通貨で買い物をした場合購入時との差額に課税⇐まあ分かる

②暗号通貨を円転した際に差額を課税⇐普通に分かる

③暗号通貨で暗号通貨を買った場合その時点の時価で計算し課税⇐納得できない。

例えばFXでもドル/ユーロで課税される国だから課税自体はされるんだろうけど、だったら同一取引内では損失の繰越を認めるべきだ。FXはFXの中で損失の繰越が認められてるんだし。

加えて何でFXに倣って申告分離課税にしなかったんだとシャウトしたい。ある種、臨時収入で膨らんだ所得なんだから取り扱い事態FXと同じにすればよかったんだよ。住民税もワンストップだし。一律20%でいいじゃん。

とりあえず今年は高額所得者の上澄み所得を45%かっさらっていこうって方針が透けて見えるからな、国税

やり口が後出しジャンケンな上、阿漕なんだよなぁ。

なぜか暗号通貨間の売買で含み益膨らますことが許されんのだよ、この国は…

どうせ円転か利用する出口で課税されるんだから暗号通貨間の取引は課税対象取引から除外してほしかった(切実)。そのほうが将来的な税収増えるだろうしさ…

 

長々書きましたが、完結に述べれば

損失のリスクを背負った状態で投資して、損失の繰り越しが出来ないのに益出ちゃったら他所得と合算で課税って乱暴じゃない…?と思うわけですよ…はい。

単年で一億手元に残したくば二億二千万稼げというのが今の日本の税制です。

 

まとめ

暗号通貨投資は半年前ほどじゃないけどまだ気絶相場は続いてると思うし、リスクリターンの管理が出来てチャートと英字のニュースが読める人ならまだ勝率の高い相場だと思う。逆に言えばちょっとの上げ下げで売り買いする人は手数料負けするからやめたほうがいい。

後は今後本来あるべき決済手段として日本に浸透するかどうか。

ここは日本ないし企業の取り組みにかかってると思う。

ビットコインを時価レートでおろせるATMの作成は韓国に先を越されてしまったし、水光費の支払いなんかは北欧では導入されてるからまだまだ日本は“暗号通貨市場”で後れをとってると言わざるを得ない。そもそも本来は資源なき技術力勝負の国なんだから今後伸びるだろう可能性に投資してATMの特許を押さえるべきだった。

当たり前だが、税制ばっかり先行すれば世論は“投資”としての認識が強くなる。

だからインフラの整備にも国庫から資金を捻出するなり“手段”として暗号通貨も浸透させるようイメージ戦略を立ててほしいね。ビックカメラのCMにビットコイン決済始めました!”とか謳って地上波にのせるだけでも違うと思うし。

 

 

税制に関しては悪法もまた法なりですが、知らない人が損をする税制ってどうだろう?

本来あるべき税の三原則【公平・中立・簡素】お国にはぜひとも守って頂きたいものですね。

しかし暗号通貨記事は定期的に書いていきたいなー。書いてて面白いのもあるし、世間に浸透してもらわないと困るし…

次はオルタナティブコインの相場とか各々の特性辺りを一覧にしようかな。 

 

暗号通貨投資に興味がある方は、取り扱い銘柄も多いしコインチェックがアプリもあるし使いやすいかな。一応僕のメイン取引所。スプレッド高いけどメジャーどころの暗号通貨は押さえてるから使い勝手が非常によろしい。

https://coincheck.com/?c=Zdw76xNKoW4

10巻以内で終わるお勧めのマンガ(一冊例外有り)

面白いマンガが読みたい!

でも大量に大人買いするほどお金もないし、買っても読む時間がない…

今日はそんな時間のない方でも①手短に楽しめる。②クセがなくて誰が読んでもある程度のラインで楽しめる作品をラインナップする。

 

1.バジリスク甲賀忍法帖~/せがわまさき(全5巻)

 

刊行数が短く内容の詰まった作品としてこれを上げずして何を上げよう。というくらいメジャーかつ、ぎっしり内容が詰まった作品。

有名すぎて挙げるのが申し訳ないくらいなんだけどね。

時は江戸時代。徳川家康が後継者を自らの手を汚さず決めるため、甲賀と伊賀の間で交わした不戦の約定を解き甲賀と伊賀を戦わせ勝ったほうについていた大奥に後継を譲るといった内容。これ自体は物語の走り出しに過ぎなくて、甲賀・伊賀衆の中での恋模様。甲賀と伊賀の叶わぬ恋模様を5巻という短い巻数の中できっちり纏めているのがせがわさんの凄いところ。

基本的には叶わぬ恋がメインテーマとして走ってるんだけど、オムニバスストーリーも広げた風呂敷をきれいに畳んできっちり一つの物語として昇華させているところもポイントが高い。兄弟愛だって立派な絆だし、師弟関係だって最高の絆なんだよ!!

最近のマンガのアニメ化って巻数が足りなくて無理に引き延ばしてるケース多いけど、バジリスクのアニメって5巻完結した上で2クール丸々使って映像化されててかつ中だるみがないんだよなぁ。個性あふれる忍び達が命を散らしていく様に涙すること請け合いな一冊。

ちなみに正統後継と謳っているバジリスク~桜花忍法帖が発売され、買って読んだけど今のところ不安しかない(切実)。マンガにキャラデってあんまり聞かないし、アニメ化するために付け焼刃で書籍化されたんじゃ…

 

 

2.惑星のさみだれ/水上 悟志(全10巻)

多分有名じゃないけど面白いマンガとかに上がりすぎてて逆に有名なマンガ(笑)

ポップなSF+主人公の成長記。

地球の上にビスケットハンマーなる星を砕くハンマーが設置されるもそれを止めるべく召喚された12匹の獣の騎士とそれを従える一般人12人の物語。

正直最初読むのがかなり辛い。主人公の家に急にトカゲが召喚されて“我はトカゲの騎士”とか言い始める。しかも前振りなしで。

終始読者置いてけぼり状態で物語が勝手に進んでいく。

SFとしては中途半端っていうより設定不足だし、ネットレビューからの期待が大きかった分肩透かし喰らった

後付けなんだか、思い付きなんだかわからんが進行が結構滅茶苦茶。

最終的にヒロインの不治の病あっけなく治るし。

いろんなブログで良い方向に奉られがちだから、“あんまり期待しすぎるなよ”という注意喚起をこめて敢えて掲載。

  

3.僕だけがいない街/三部 けい(全7巻)

 新進気鋭の漫画家 三部 けい氏の送るタイムリープ+ミステリ。

アニメ化、実写化もされて今となっては超有名作だけど僕がリアルタイムで買ってた頃は全然有名じゃなかったんだよなぁ…どうせならこいつが売れる前にブログ始めたかったw

主人公の藤沼が記憶のわだかまりの中に置き去り忘れ去ってしまった“法的には解決済”の少女連続誘拐(冤罪)事件の真相に迫っていくストーリー。

主人公藤沼は特異な能力再上映(リバイバルって力を持ってる。言うなればこれがタイムリープ能力。

普段は事件や事故が起こるちょっとした違和感から数分前に時間が戻り、それを未然に防ぐようなが多かったが、とある事件をきっかけに藤沼は小学生時代まで時間遡行をする。そこで記憶の彼方に置き去りにしていた少女連続殺人事件を解決し、未来を変えていくって物語。

本来ループものに多い多重に伏線が貼ってあったり、それをきれいに回収していくわけでもない(と僕は思ってる)んだけど物語のスピード感と答え合わせで続きが気になり一気に読める作品。しかしかーちゃんの頭のキレが凄いこと凄いこと…

毒親に苛まれた少年期もあったりして、藤沼のかーちゃんに憧れたりもした。

オムニバス集の8巻は僕がまだ読んでないので一旦除外。

 

4.聲の形/大今 良時(全7巻)

聴覚に不自由を持った少女と、ガキ大将のボーイミーツガールのお話。

嘘です。ポップに書きすぎました。1巻は主人公のガキ大将石田が耳の不自由な少女西宮にしていたいじめが跳ね返ってくるそこそこヘビーな内容。

2巻以降はそれをきっかけに“心を閉ざし、母への罪を償ったら死のう”としている元ガキ大将石田が仲間との“映画作成”を通して心を開いていくようなあらすじ。多分読んだことある人、映画を見た人は“このレビュー中身飛ばしすぎだろ”って思うと思う。

あえて言わせてもらう。

この漫画の一番の僕の読み込みポイントは石田の成長とか石田と西宮さんの恋愛模様じゃないから。石田と一緒に映画作成をする人物たちに割り振られてる思春期特有の人格・それぞれの折り合い、集団としての成長って部分だから!だって僕、何回読んでも西宮さんの石田への惚れポイントが分からんのですよ…

だからあえて焦点を主人公付近からずらして、映画を作るサークルの方に向けて読んでこそ味わい深い作品だと思う。

主要人物が石田と西宮さん含め数人出てくるんだけど石田と西宮さん以外全員に思春期特有の個性が毒々しく割り振られてて、あークラスに似たような奴いたなー…と嫌悪感も抱きつつそんないびつな集団が一つのことを成し遂げる過程、尖った個性の折り合いの付け方を考えながら読むとより味わい深い一冊。

同作者の不滅のあなたへはまだ伏線張ってる段階だし、作風もガラッと変わってるけど今後が楽しみな作品の一つ。今後まだそこまで話題になってないけど気になるマンガとかやったら取り上げると思う。

 

 5.寿命を買ってもらった。一年につき1万円で。/田口 囁一(全3巻)

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

厳密には12/上旬に最終巻の3巻が刊行予定だからまだ終わってない、けど確実に終わるし主軸の話はWEB掲載では完結してる。

WEB掲載のマンガで、事あるごとに気にしては読んでて楽しませてもらった。 

あらすじは未来に希望もない青年が30年と3ヶ月の寿命を1年1万円で30年売った後の余生3か月間の話。

短いし、どこを書いてもネタバレになってしまうから多くは書かないけど、人間の価値って普遍的なものじゃない。今の1年と将来の1年価値は違うんだよ!人から羨まれる事を幸せって勘違いするなよマジョリティ!ってシャウトしたくなる感じかなぁ。

結構自分が抱えてる問題とリンクする部分もあって思い入れは深い作品。

今でも1話と2話、最新2話は下記リンクから試し読みできるから気になった人は1話と2話を試し読みしてみるといいかも。

shonenjumpplus.com

 

6.日常/あらゐ けいいち(全10巻) 

日常(1) (角川コミックス・エース)

日常(1) (角川コミックス・エース)

 

 日常だけど全然日常じゃない。

シュールな世界観をありのまま受け入れて、たまにクスってなればいい。

ただそれだけ。抱腹絶倒なマンガではないのがまた良い。

疲れてストーリー性のあるもの読むのもおっくうな時手が伸びる本。

脳みそ空っぽにしてただシュールな世界に浸ればいい一冊。

マンガに内容を求めてる時は絶対に読むなかれ。

 

7.AQUA/天野 こずえ (全2巻) 

Aqua 1 (BLADE COMICS)

Aqua 1 (BLADE COMICS)

 

 ホントはARIAの方を紹介したいんだけど刊行数が12巻なので除外。

紹介するAQUAはそのARIAのビフォアーストーリー

テラフォーミングされた火星にネオヴェネツィアという都市があり、主人公灯里がそこを観光する為のゴンドラの漕ぎ手“水先案内人”になるまでのお話。結果試験には合格となるんだけど演出が不意打ちで泣かされた。

基本的には雰囲気を受け入れて癒されるためのマンガである。

だだこの作家さん背景の書き込みが凄くて、出不精の僕にネオヴェネツィアがあるなら行ってみたい。疑似体験できるならディズニーシーでも何でもいいから行ってみたいと思わせてくれた一冊。みなみけはちゃんと見習うこと。

メインストーリーとなるARIAは灯里が水先案内人として働く中での出会いや成長を描いた作品。ホントならそっちをレビューしたいんだけど趣旨から外れちゃうので、そちらはAQUAを読んでみて世界観がハマったならぜひ読んでほしい。と位置づけしとく。

ARIA (1) (BLADE COMICS)

ARIA (1) (BLADE COMICS)

 

 

 書き終えたら滅茶苦茶ありきたりなおすすめになってしまった…

次回はまだ群馬じゃ平積みになってないけど読んだら面白かったマンガ10選とかしてみようかな。

疲れた時、ちょっとだけ元気をもらったアニメのセリフ

基本的に僕はオタク気質なので寝込んでる時とかはアニメとか観たり小説・マンガを読んでひっそりと回復するのを待つことが多い。(風邪とかフィジカルの問題も含む)

社会生活に支障が出るほど動けない時に2Dの世界につかることが多かったのでそんな時心にガソリン入れてもらえたセリフを紹介していこうと思う。

 

1.アニメSHIROBAKOより

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“どんどんドーナツどーんと行こう”

はい。セリフだけ切り取るとこゆき頭大丈夫か?と思われるのは知ってます。

PAが送り出した働く女の子シリーズ第二弾。

このアニメはドーナツに始まりドーナツに終わる⇐見ればわかる

少女たちが文化祭でクオリティーの高いとは言えないアニメを作って、“卒業後またみんなで(プロとして)アニメーション作成したい”という漠然とした目標を立てる。

そんなあらすじの中少女たちが努力と挫折を繰り返して一つの創作物を作り上げるお話。その過程をかみしめた後でこそ光る一言。

一つの目標に向かって努力を惜しまず続ければ、いつかきっと願いとか目標って叶うんじゃないかと思えたセリフ。

成功の裏には絶え間ない努力と、錯誤の連続があるんだよ。

ガソリン:5リットル

 

2.アニメ攻殻機動隊SACより

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“我々の間にはチームプレイなどという都合のいい言い訳など存在しません。有るとすればスタンドプレーから生じるチームワークだけです。”

公安9課の所長荒巻が総理大臣に対して言い放った一言。

僕の仕事って中々スタンドプレーで個人のスキル、法的知識をどこまで突き詰められるかってジャンルだから結構刺さった。しかも当時は仕事が忙しくてプライベートなんかほぼない状態。

そんな中でも慕ってくれる部下がいたり、一つの目標(ノルマ)を背負いこんで事業計画立ててたりすると助けてくれる仲間がいたんだよね。

先頭を歯を喰いしばって走り続ければ見ててくれる人は居るのかなって思えた一言。

ガソリン:5ガロン

 

3.マンガよつばと!より

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“よつばは無敵だ”

あずまきよひこが送る日常系ほっこりマンガでとーちゃんが言い放ったセリフ。短い様だがいい得て妙。

“あいつは何でも楽しめるからな。よつばは無敵だ”だったと思う。

大人になって仕事に追われて、無意識に楽しいことを探すことすらおっくうになって疲れたから薬か酒あおって寝る。そんな毎日に毎日に冷や水ぶっかけてくれた。

縁遠い楽しいことを探すのがおっくうなら、身近にある小さい楽しいこととか嬉しいこととか探してみようかなと思わせてくれた気がする。ついでだけどあずま先生が送るよつばとの帯の一言は毎回秀逸。

14巻いつ出るんだろう…

ガソリン:レギュラー、3,000円で入るだけ入れといてください。

 

4.アニメ僕のヒーローアカデミアより

 

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“見込みがないものはいつでも切り捨てます。半端に夢を追わせるほど残酷なものはない”

数少ない少年誌系の購読マンガ兼アニメ。

これはちょっと異色だけど、考えさせられる一言だったから掲載。

ヒーローを目指す学校の担任が、ヒーローになれる見込みのない生徒を退学にするかどうかって場面の一言。

社会生活に置き換えると自分で自分の才能とか能力を見定めるのって難しい。評価する側の人格とか、その人の主観に凄い左右される。

果たして僕に与えられている仕事の量は適正なのか?もしかすると僕の能力が足りてないのではないか?とか考えても正解がないんだよね。社会生活での評価って自分より立場が上の評価する側のさじ加減だから。中小零細は特に。

こういう努力で補えない事態を取捨選択をしてくれる人って大人になればなるほどいなくなってくから“努力は大切”でも“努力じゃどうにもならない状況”に陥ってるか否かは自分で見定めないとなんだよなと改めて思わされたセリフ。

飼い殺しの社畜生活を送っていた時期から腹括って退職した自分の選択肢を肯定されたように感じた一言。

どんどんドーナツの下りとは真逆だけどねw

ガソリン:レギュラー満タン現金で。

 

5.エヴァンゲリオン 新劇場版 破より

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“碇君がもう。エヴァに乗らなくていい様にする。”

綾波様の自爆覚悟でシンジ君を守ろうとした時のセリフです。

携帯とかフリーのアドレスがほぼ綾波がらみで、二次元嫁は綾波レイと10年以上公言してる僕としてはただ一言。震えるわ。綾波さんにそんな思ってもらえるならいっそ死んでも良いわ。こんなに綾波さんに想ってもらえる碇君にちょっと嫉妬しちゃうよ。

僕的にはかの有名は“あなたは死なないわ。私が守るもの。”よりぐっと来た一言。

命を賭して誰かを守るってなかなかできるもんじゃないし、綾波を縛ってたゲンドウに対する義務感からでたセリフでもないってところがツボ。

このセリフは理論じゃない。ただ綾波が好き。元祖クーデレこと綾波様の熱い血の通ったセリフだから好き。

抑うつとかストレスに直結したカンフル剤になった訳じゃないけど、誰かにここまで想って貰えるって素敵なことだよね。

“こゆき君がもう、うつで落ち込まなくていい様にする。(林原声)”。言われたいです。

ガソリン:ハイオク満タン現金で。あ、出来れば携行缶にも口切いっぱい入れといてください。

 

まとめ

 書いてみて好きなアニメもたくさんあるし、好きなセリフ・勇気づけられたセリフももっとあるはずなのに出てこないなぁ。覚えてるようで覚えてないなって思い知らされた。発信者になる以上感性・記憶力・語彙力(表現力)、最低限自分の持てる武器は磨かなくちゃだなぁ…

胸糞の悪くなるマンガ5選

ゆくゆくはちゃんと書庫漁ってレーティングして50選くらいまでやってみたい。

けどそれはもう少し読者さんが増えて下さったらやってみたいと思う。

今回は鬱っていうより読んだ後、“これ読まないほうが良かったわ”とか“二度と読みたくないわ”とか胸糞が悪くなったけどなぜかまた読んでしまう作品にスポットを当ててる。

今回はレーティング等してないので順位付けせずただの思い付き5選です。

 

5.イノサン

 中世ヨーロッパの処刑人を題材にした漫画。もともと胸糞目的で買ったわけじゃないんだけど、拷問って厨二病患者の大好物なんだよね。

あらすじとしては処刑人になりたいわけではない主人公シャルル=アンリ・サンソンがやりたくもない処刑をするって話。その中で苦しまずに逝かせてあげようとするサンソンが諸々邪魔をされる。娯楽がない、貧困にあえぐ人を楽しませ抑圧する為に人の最期までが見世物になってたのねと歴史を嘆いた。画力も相まってるのと活字自体そんなに多くないのでサクッと読める一冊。ちなみに主人公は実在の人物。

この作家さん前作が“孤高の人”っていう山岳マンガ描いてるんですけど目の付け所が鋭くて好きです。“狂気じみた人間”を描かせたら一線級だと思う。

 

4.ぼくらの

ぼくらの(1) (IKKI COMIX)

ぼくらの(1) (IKKI COMIX)

 

 まあここにたどり着く前に絶対目にしてるだろうし、アニメ化もされてるけど一応。

ストーリーラインは蒼穹のファフナーのオマージュなんだけど、それでもこの作品をねじ込んだのは補って余りあるキャラ設定の濃さと最後に鬱展開を重ねてきたところ。

ありがちだけど少年少女しか操縦できないマシンに乗って敵と戦うって話。

ただでさえ過酷な状況に置かれてる少年少女たちが自分たちの結末を知りながら戦う様は読む都度胸糞悪くなるし、オマケ程度だが戦闘要素もあり読み手を飽きさせない。

身を売りながら生きてる女の子の話は胸が苦しくて死にそうになった。本当に。

この作家さんの作品は次また出てきますw

定型的な鬱マンガが読みたい人にはお勧めの一冊。

 

3.なるたる

 同作者の別作品。骸なる星 珠たる子の略称らしい。

ポップチューンな外装に惑わされると精神やられるから注意。

3巻くらいまでは未知の生物(ホシ丸)と主人公シイナとのほのぼのストーリを匂わす描き方をされてるからそこでさじを投げないでほしい。4巻くらいから急ピッチで胸糞悪くなるからがんばって!試験管とか豚食いでググればすぐ出てきちゃうけど、そこに行きつくまでの登場人物の心理を考えながら読むとさらに嫌な気持ちになる。あとオチは読み手によって相当解釈が分かれる気がする。

以下反転でネタバレ

全人類が救われなかったととるか、その後の新人類が救われたととるかが難しい。

次世代への種の存続ってテーマが起源らしいけど、破滅願望がある人ならグッドエンドともとれるし、ない人なら究極のバッドエンドだと思う。

僕的にはあれはあれでグッドエンドだった。深い考察まではしてないんだけどね。

登場人物の心理描写を極端に書かない作者さんなので読者によって不快度はかなり違うと思う。オチは見解が分かれると思うけどそこに行きつくまでの過程でもかなり胸は苦しくなれる一冊。ぼくらのより読み手を選ぶ作品。

しかしこの作家さん人間の嫌な部分とか暗い部分を切り取ってストーリーにナチュラルに織り込むのがうまい人だなぁと感心します。

 

2.ミスミソウ

ミスミソウ 完全版(上) (アクションコミックス)

ミスミソウ 完全版(上) (アクションコミックス)

 

 この作家さんの作品全般に言えるけど、表紙に力入れすぎ。この表紙の画力を全編通しで頑張れんかなと毎度思うから、画力を期待値に入れないほうがいい。

結論から言うと誰も救われないし報われない。

基本的にはイジメをベースにした作品ではあるんだけど、登場人物がみんな最高に悪いほうに絡まりあって最悪の結果に行きつくってだけ。本当にただそれだけの話をマンガにしただけ。

読み終わった後はもう読まないかなって思うんだけど、忘れたころに急に読み返したくなるそんな一冊。

 

 

 1.ブラッドハーレーの馬車

ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)

ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)

 

胸糞が悪いマンガの代名詞。

もう説明はいらないくらい様々な方のブログで取り上げられてますね。

 あらすじ

孤児院の唯一の楽しみである歌劇団の演目。その舞台に立って居るのはもと孤児の少女達で彼女たちはいつかブラッドハーレーさんの家に貰われてあの舞台に立ちたいわと思ってる。

でもどう数えても舞台に立てる人数と連れられる少女の人数があわない。ブラッドハーレー家に貰われる少女はごく一部で残りの少女は囚人のガス抜きこと嬲りものにされて殺される。

文字に起こすとまあ読めそうって思う人もいると思うんだけど、なまじ耐性があるくらいの人は読まないほうがいい。

僕は割とエログロ耐性、物語に対しての鬱耐性はある方だと思ってたんだけど、読んだあと普通に夜うなされた。眠剤と抗うつの副作用で寝てるから滅多に夢とか見ないんだけど、悪夢で冷や水を頭からかけられて叩き起こされた様になったのは鮮明に覚えてる。

とにかく暗い。救いがない。善人から死んでいく。こう書けば最悪の漫画ですね。

ただ残酷な描写の中に奇妙に人を引き付ける芸術性みたいなものがある作品でもあるから流行らなくていい。過度に登場人物に感情移入しないで読んでほしい一冊。

 

 

まずは慣れとレビューの書き方の練習も兼ねて5作品くらいに的を絞らせて頂きました。

よろしければご参考に。

日本からみた日本

時事ネタとしてはなかなか遅めですが解散総選挙でしたね。安倍政権支持派の僕としましては無事自公連立で2/3超という結果を残せた事には安堵しました。

世論調査でも改憲賛成派が反対派を超えたらしく国民の危機管理意識が多少なりとも向上したとも感じ重ねて喜ばしい限り。

 

ちなみに僕も安倍政権支持派の理由としましては改憲を見据えている点が一番です。かの総理は“国防”において非常に高い意識を持っている方ですね。

しかしまだまだ改憲と言うと賛否両論で〝また戦争をするのか〟とか自分たちの子供世代を戦地に送り込むのか〟とか僕の考えとはちょっと違う意見が多くて意外に討論が上手く出来ないんです。反対派の過半数憲法9条が引っ掛かっている様だし、その返し自体は別に何とも思わないですけど。

僕は別にガッチガチの右派と言うわけではないのですが、マスコミのプロパガンダに踊らされてる左派気取りの方とは話すのはどうも苦手。一言でいうと薄い。上記二言の一点張りで議論が成り立たないか、もっとペラペラな人は“そういう意見もあるよね”程度で流されて終わっちゃうんです。

出会った中で一番酷かったのは“最近金曜ロードショウで火垂るの墓をやらなくなったのは安倍政権が戦争をしたがってるからだ”って人。

発想は凄いとは思った。でも突飛すぎて何も言えなかった。そもそも安倍政権別に戦争容認してるわけじゃないし、火垂るの墓ってどちらかというと反戦映画じゃ…

僕も日本は好きですよ。そのためにそこそこ近代日本史は分け隔てなく勉強したつもりです。皇居の一般参賀は仕事休みで行ける時は行きますし、8/15は靖国参拝にも行きますよ?

だからそういう“マスコミや大衆が言ってること”を繰り返すんじゃなくて、ちゃんの近代史勉強た上で歴史感を交えて議論できる左派の方がいらっしゃればぜひ話をしてみたいとほんとに思う。

 

腐ったプロパガンダ

考えるに日本て敗戦後のお国柄が“事なかれ主義”になってしまって(されてしまってと言いたいけど)ゼロとかサンデーなんちゃらとか見て何となく日本は酷いことをした国だって民意に刷り込まれてると思うんですよ。70年間も後生大事にGHQから課された“アメリカに都合悪いこと記事に書くなよ”っていう“教え”を守ってるんですよ、マスコミはね。しかしTBSの安倍降ろしはちょっとやりすぎ。加計・森友で炎上させるにも限度がある。

批判ばっかりしてないで功績の部分も取り上げるべき。日経平均上がってるし、有効求人倍率だって上がってるよ?

そういうポジティブな部分はなんで政治と切り離して報道するのかなぁと思う。

なればそこをしっかりフィルターかけて?と思ったことを調べたり教科書にない事実を知ってから自分のポジションを決めるべきだと25.6歳くらいの時にある人の影響で気づかされたんです。それまでは僕も教科書鵜呑みにして慰安婦・強制連行とか真珠湾攻撃とか悪いことした国だよねって思ってましたから。

 

新聞は良いと思う。分別のある大人ならリベラル新聞読むのも保守的な新聞読むのも自由ですし、そこに対して違うなーと思えば新聞変えれば済むだけですから。僕は慰安婦の幻想を作り出した朝〇新聞だけは許せませんがね。

あとは昼の帯でやってるニュースと呼ぶにはあまりに恥ずかしい数多の番組。

芸能人の不倫報道やら、離婚やらどうでもいい情報を垂れ流してる合間にしれっと日本の存亡にかかわる報道をナチュラルにぶっこむの止めてほしい。それ同系列に並べていいニュースじゃないから。

日本の頭上ミサイル通り抜けてるんだよ?お昼の主婦層ターゲットにした番組はそんな報道1日2日で止めて芸能人の不倫原宿にできたスイーツの店とか紹介しやがる。

だ か ら 主 婦 が 危 機 感 覚 え な い ん だ よ w

そこからソースを吸い上げるニュースとか国際情勢に興味ない旦那まで併せて毒されちゃうから止めてほしい。やるならやるで下らない話だけ垂れ流してろと真剣に思う。

 

ここからが一番大事。あえて尖った言葉を使わせてもらうと日教組の子供に対する洗脳。

僕は近代史って学校で教えない方がまだマシと思ってるんです。だって後生大事に“教え”を守ってる日教組が選定した教科書を使ってまだ自己で判断ができない小中学生に“アメリカに都合のいい事実だけ”を切り取った近代史教えてるんですよ?怖くないですか?

教えるなら冷戦時のハル・ノートの存在とか南京大虐殺って実はなかったんだよ!とかちゃんと教えてあげてほしい。

 

自衛隊自衛軍になるべきか?

僕ならノータイムでイエスと答えます。だって専守防衛の精神って戦地でなんの役にも立たないですし。撃たれてからじゃないと撃ち返せないって死ねって言ってるようなもんですよ。白兵戦ならまだしも航空戦なら一発が致命傷だからね。

だから憲法改正反対!憲法9条を守ろう!子供たちを戦地に行かせるな!って言ってる方々にはむしろ現行憲法の方が有事の際はよっぽど自衛官死にやすいからねって言いたい。

 

日本国憲法に改正は必要か?

読んでくださった方ならわかると思いますが、僕は必要だと思います。

 

【以下現行憲法前文より引用】

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 

例えるなら昔こゆきさんちの周りは治安が悪かった。運の悪いことにこゆきさんちに強盗が入ってナイフでこゆき父をめった刺しにして殺して金品を奪っていった。でもこゆきさんは誓った。ナイフは危ない。周りはいい人ばっかりと信じてナイフは未来永劫持たない。

もう完全なお花畑。現にロシア・中国が銃口むけてお前の国の領土よこせよって言ってきてるし、北はアメリカ煽りで日本の頭の上弾道弾飛ばしてる。

全世界が平和を愛し武装解除してないとこのロジック成立しないからんですよ。あと自民党のQ&Aにやんわりと書いてあるけどこれ作ったのGHQだから。日本国民の意志なんて毛ほども入ってないんですよ。

 

リアルでこれを言うと“こゆきさんて右翼なんですね”とか“こゆきさんて戦争容認派なんですか?”とか誤解されることが多々あるけど断じて違う。

思考から学校で教えられてきた嘘を取っ払っただけです。

どっちかと言えば右寄りなのかもしれないけど愛国心があって何が悪い。日本良い国だよ?自殺が20代の死因ランキングに入ってることを揶揄する人もいるけど、少なくとも飢餓とか戦死よりよっぽどマシじゃない?

恵まれた国じゃん。まぁライフワークバランスには難ありだけどさ。

あと戦争。これについても絶対反対。

僕が主張したいのはいざ国が存続の危機に瀕したとき対等に他国と渡り合えるだけの準備はしとくべきってこと。

有事の際ただ蹂躙されてたまるかって話。

 

もちろんいろんな意見があっていいと思うんですけど、理由なく改憲反対してる人に多少でも響くといいなぁと思って書かせていただきました。

 

まだブロガーの卵のラインに立っただけの人間の日記なので読んでくださる方って少ないと思うんですが自分という人間を知っていただければ幸いです。