明日目が覚めませんように

明日目が覚めなければそれはそれで良いと思いません?死んだらそこが寿命ですよ。

ブラック体質から抜けられない会社の人たちの話

書くことないから自分語りをしてみる。ブラック企業務めてた時の。

 

(比喩的な意味じゃなく)死にたくなるほどブラックな会社に2回間違って入ってしまい、うつで1ヶ月閉鎖病棟に軟禁されて帰ってきたら2ヶ月分の仕事をさせられたり、上司に完全に無視された挙句普通に社内で社会人にいじめられたりして心が折れた時の話を過ちを繰り返さぬよう留め置く。

 

プロフとか記事とかにも何回か書かせてもらってるけど、僕はこれ以上の黒はないんじゃないかってくらい真っ黒な会社で働いてた。

そこで叩きこまれた経験と過ち。

 

1人目は人材は水物、不足すれば調達するという考えの経営者だった

そもそもの考え方が根底が歪んでる。当たり前だが人間はロボじゃない

コンビニのバイトだったり、工場の単純作業であれば人の入れ替わりが激しいのも仕方ないかもしれない。それでも熟練のバイトや経験値ある作業員と“今日からお世話になります”という人間では1時間にこなせるタスクが違う。むしろ教える手間で既存スタッフが本来処理できるタスクを、募集行為は金銭を消費することになる。

つまりどの業界においても人材を調達する行為はマイナスからのスタートなんだ。まして僕がいた業界は法とか知識・経験がものを言う業界だったから尚マイナス幅は大きかった。 

100時間/月以上残業してた会社の社長は人材に蓄積されている能力や、経験値は度外視だった。新人だろうと熟練者だろうと1人100タスクと決めて予算と人員数しか考慮出来ない人間だった。俺なら残業なく業務できると事あるごとに豪語していたが、量的に絶対無理。

そもそも日中は外回りをするような仕事だったから16時に帰ってきて部下の御用聞きしてる時点で定時になるんだよ。社長室に一日いる人にはこの感覚が分からなかったんだろう。

だからいつ辞めるかもわからない頭数合わせの人間を集めてはいけすに放り込んで、8時間100タスク処理出来る人間の1時間を毎日新人教育に使い、まず8時間20タスク処理できるように育てる。育ってきた新人は周りがどれだけ働いてるか見えてきて、“こゆきさんとかAさんほど働けないから辞めます”みたいな状態を繰り返してた。

それでも僕は住宅ローンもあったし、傷病を取らせてもらった後ろめたさもあったから傷病が明けてもサビ残地獄を続けてた。

従業員数10人そこそこの会社で、僕がいた5年間に少なく見積もっても20人は人の入れ替わりがあったことがホワイトじゃないことの裏付けにはなるんじゃないかな。

でも同期だった奴がデキるし我慢強い奴で一緒に歯を食いしばれた事と、部下に恵まれたのは唯一の救いであり、その時一緒に歯を食いしばった戦友との人間関係は無二の宝かな。

今でもたまに飯食ったり呑んだりするくらいには付き合ってるし。

 

ちょっと話がそれたが、人材は企業にとって駒ないし歯車であるからして使われることに対しては疑義はない。ただ駒にも特有の能力があるしチェスと違って感情もあるんだよね…

ポーンとルークは同じ動きはできないし、ポーンがクイーンと同じ働きをするには相応の時間がかかる。そして駒は一回死ぬと次のゲームが始まるまで盤面にもどれないのさ。

最後の2年間くらいは切々とそいつに業種でみた時の試用期間の短さと離職率の高さ、ある程度能力に合わせた業務の割り振りないし部署を儲け縦割りにして部署内での業務量を均一にすべきだと説いてみたが変わらなかった。厳密には言うと事業部制は取り入れられたが人材の割り振りを奴さんが行ったから事業部の残業時間にすげー差が出た。業務の再振り分けもしなかったし。

それゆえ育ち切ってない処理能力が低い従業員は“社長から”名指しで給料泥棒呼ばわりされ、挙句飲み会でやり玉にあげられ去っていった。

そういう人の能力や成長過程を度外視して、頭数だけでさばける量をトップダウンで押し付けてる人間に人はついてこない。加えてそれをこなせない社員のことを名指しで侮辱すれば、普通の社員は明日は我が身と委縮する。そして読まれることはないだろうが、本人はこれを読んでも自分のこと言われてるって多分気づかないんだな

つまり責任能力と自覚が欠如してて、自分が正しいと信じて疑わない様な人間だった。

学んだことは、社会で上に立つ人間に求められる資質かな。

①現場の状態を常に把握し問題を的確に発見、対処出来る超ビジネスマン型

②俺も頑張るからみんなで頑張ろうって言う人情型

③稀有な能力を持ってたり、あの人みたいになりたいと思わせるカリスマ型

※人間には尊厳と感情があることを理解していることは最低条件ね。

書いてみると奴さん見事に全部当てはまらない人だったなぁ…

僕は②の権化。一応職位一番上だったのに誰よりも早く来て誰よりも遅く帰ってたし。

まあサラリーマン上司であればなにか一つあればいいんだけろうけど、人を使う経営者は最低でも①は持っていないと成功しない。無ければ一人親方で成功するか誰かに雇用されてろ。というか貰い事故にあうと迷惑だから心底そう思う

 

転職後2社目の上長にイジメられとどめを刺された話

まず仕事関係ない話から。入社1ヶ月で社員旅行で北海道まで拉致られた、断る余地はなかった。

旅行積立もまだなかったから、自腹切った。給与のベースが10万近く下がってたから結構痛かったけど、まさかそんなにすぐ辞める羽目になると思わんかったし…

当然まだ僕はどのコミュニティーにも所属してなかったから2泊3日中ずっとぼっち。

そこそこの金を払った旅行で特にやりたくないポケGOのポケストップを一人でひたすら往復して回すっていう苦行を強いられ、“俺こんなとこまで来て何やってるんだろう”感は凄かった。

群馬にはいないスリープが至る所にいたことだけ何故か鮮明に覚えてる。

唯一助かったのは相部屋だった先輩が“こゆき君、辞めるなら早いほうがいいよ(意味深)”って言ってくれたことかな。何でそんなこと言ったのかは後からわかるんだけど。

まあ社員旅行に関しては入った時期がたまたま悪かったと割り切っていたんだが、戻ってきてからの仕事というか人間関係が修羅だった。

中途採用だったからか、直属の上司が部長だったんだがストレス発散のサンドバッグみたいな扱い方された。

まず何をしても怒られる。打ち合わせで子細に報告を上げれば“こんな細かい報告は内部ではいらん”とネチネチ言われ、大まかな報告を上げれば“こんな報告でわかるか”と恫喝された。そして僕は類を見ない方向音痴であった事からナビがないと客先までたどり着けない。ナビで客先に行っていることすら“そんなのも覚えられないいじゃこの先やっていけないよねぇ”と揶揄され、Excelの報告書フォーマットに行間を狭くして1行足して提出したら“こゆき君はウチの商品を勝手に改ざんするの?”と言われた。

フォーマットの件だけは一理あると思ったけど、お客さんに見切れた文章渡すほうがよっぽど失礼だと思うんだがどうなんだ…?

何やっても怒られるしもともとの仕事のスキルもあったから振られてた仕事を仕上げたモノを期日前に提出したら1時間くらい“勝手な判断で仕事をするな”“結果手直しするんだから段階的に報告を上げろ”とネチネチ責められた。いや、仕事振ったのあんただし、打ち合わせながらとか言ってなかったじゃん。

あのハゲは僕にサンドバッグ以外の何を求めていたんだろうか?

結果前職で拗らせた抑うつが悪化した。コミュニティーに参加する気力もわかなければ、その組織にいる人間が皆部長のような人間のような気がしてきて自らすべての人間関係をシャットアウトした。

今はある程度回復したし、恵まれた環境で仕事出来てるから過去の苦い経験にカテゴライズされるんだが当時は笑えんかった。

とりあえず朝玄関がめっちゃ遠かった。金曜日の退勤のタイムカード切った瞬間から月曜日が来るのが怖かった。固形物が食えなくなったり、急にあり得ない量食ってしまって吐いたりする症状が見事復活を遂げた。

いつの間にか馬鹿みたいに残業しながらもできてた残薬管理がついにできなくなってたらしく主治医から指摘を受けた。30日処方の薬が2週間でなくなるなんてことがザラになってた。

もう次決まんなかったら首を括るわと覚悟して退職願を出した

 

2社目で劣悪な人間関係ほど精神を蝕むものはないと身をもって知らされた。

ちなみに100時間残業は2~3年耐えたが(もともと疲弊してたのもあるかもだけど)2社目は3ヶ月で退職した。辞める前に3ヶ月でわかるような仕事じゃないからみたいな定型文を部長から言われたが僕はそもそも同業他社からのスライドだ。大筋は新卒2年目よりは分かってるし、教える立場になかったからスルーしたが年下の先輩方の明らかなミス見つけてたよ?

そして引き留めるなら論点が違う。

僕は別に仕事が嫌いになった訳じゃないんだ。君らが普通だと思ってるその歪みきった人間関係が嫌になったんだよ。

 

この二つのブラックで学んだことは、人の気持ちとか心を酌めない人間は人の上に立つべきじゃないということ。そういう奴らが上に立つと収拾がつかなくなる。

能力はあるからいないと困るが、一度与えた職位を下げるのも難しい。

だったら人間性に難ありだが仕事ができる奴には下手に職責とか裁量を与えずにスタンドプレイさせて、会社に利益を運んでこさせればいいんだ。

今はビジネスで(ある程度)成功してるサイコパスに運悪く遭遇して精神を辻斬された思ってるよ。

 

ダークな組織をリタイアして思った事

雇う側

①経営者ないし裁量ある職位の人間には最低限の人間性や感情を酌む能力が必要である(人として当たり前だが)。

②状況を整理・把握できない責任者はいないほうがマシである。

③私利私欲のための会社の金を使う経営者は身を亡ぼす(せ)。

④労働力は被雇用者が提供できるサービスでありその対価である賃金を不当に値切ってはならない。

雇われる側

④最低限労働基準法を学び、法定休日の定義や残業の定義、未払い残業給の請求期限くらいは覚えておくとよい。あと就業規則は絶対読んだほうがいい。

⑤人間関係が良好であればある程度の残業は苦にならない。

⑥自己の評価は過大でも過小でも仕事において何かしらの弊害が起こる。

⑦組織に殺されそうになった時、拗らせる前に決断する。

 (ただし抑うつ等、正常な判断ができない状態にあるならば医師やソーシャルワーカー、信頼できる第三者などの意見は聞くべきだと思う。)

 

【まとめ】

基本的にブラック企業は労働力の不当な搾取をしてるケースが一番多い。もしくは使えない人間の不当に解雇。それに準ずる行為。

大嫌いな朝日新聞の記事だが13年ごろのリストラ全盛期に“リストラは麻薬”という言葉を生み出した。いい得て妙である。当時業界大手であったパナソニックがリストラで経営不振に陥っていく様を一言で表している。

リストラが常態化していけば業界大手企業ですら経営難に陥るのである。中小零細に当てはめれば尚のことではなかろうか。そもそも少数精鋭の経営であるからして、教育担当が抜けた時点で循環成長は止まってしまう。

自分が育てた部下が去っていく様を見たい教育担当・責任者はいないだろう。

だから責任者は部下が(その時点ではまだ専門性が高く)こなせない残されたタスクを時間外労働で穴埋めする。そして一人前になる前に運悪く社長の攻撃の的になれば戦力が社から去っていくのである。

その研修の無限ループとそもそもの業務量に圧殺され僕は心が折れた。

人間の性根はそうそう変わらないが、責任者であれば組織を良いもに変えていく努力はするべきだとは思う。

だがしかし、打てども打てども響かないのであればその熱量を潰しがきく若いうちに転職という方向に向けるべきだと感じた7年間だった。