こゆきのこごと

国語・音楽・理科・ところにより社会をお届けします。

結局のところTPO

元気な女も元気な男も嫌いなこゆきです。

“平均的テンション”って奴を拳に込めて脳天に叩き込みたくなります。

 

しかし。

言っておいて難だが、平均的テンションとは何ぞやと。

 

例えば僕ら世代が大学生のころ。サークルのコンパやら学際の打ち上げなんかはそれはそれは芳しいテンションで“ウェーイ”してた。

そんな鏡月飲み狂う輩どもを傍目に隅の方でダイアモンドの炭素結合の立体構造の美しさについて語らう奴らはさぞ異端だったに違いない。僕です。

 

まあ、これに関しては僕が悪い。

バドミントンが真剣にしたいんです!ってやつは僕と友人Aしかいなかったし。

 

よく考えたらそうだよ、大学サークルなんて飲み会とセックスがしたい奴らの集まりだったんだ。そうなると飲み会なんてちょっとした前戯。

 

そんな中“これだけ結合点が多ければ硬度が高いのも当たり前だよな~、しかしいつ見ても美しい!”みたいなこと言ってたら気持ち悪いもん。

まあ本当にキレイなんだけどさ。

※参考

f:id:koyuki19861016:20180810115326p:plain

 

自然にサークルから去る羽目になったのは、僕がその場の平均的テンションに合わせられなかったことに対しての罰である。好都合だが。

 

例えば、一枚板の木のカウンターの寿司屋でウェーイっていってる輩が居たら場違いだけど、サークルコンパで“いっき!いっき!うぇーい!”ってるところに一揆!?鍬とか必要?”まあいいや、そんなことよりダイヤモンドの話しようぜ!って奴もまた場違いな訳です。

 

何が言いたいかって言うとTPOを弁えろ。

もっと言うと身の丈を弁えろ。

 

寿司屋のカウンターで弾けちゃう奴は回転寿司で修業を積むべきだし、周りのテンションについていけないやつはその飲み会には参加すべきでない。

 

しかしここで問題が。

“やむを得ず参加した集まり”が自分が振舞える平均的テンションから外れる可能性というものが発生した。

 

そう、同窓会である

 

前記事で同窓会にだまし討ちされた件を書いたけど、遂に本日開催となり断るタイミングも無くなった。

マジでこえーんだよ。

 

正直イケメンで好成績、人当たりも良かった佐藤君が禿げてようと、美人で寡黙だった佐々木さんがよくしゃべる太り気味のアラサーになってようと知ったことか。

いやむしろそれならルサンチマンのやり場が出来て好都合だ。

 

ここ10数年同窓会に参加してないゆえ、皆のテンションが分からない。

分からいものは合わせようがない。

 

万が一僕が出せるパフォーマンスを超えたテンション帯だった場合、空気になる選択肢しかない。

 

そうなると一番恐れるのは“要らぬ気を使われること”である。

ひっそり隅っこで空気中の酸素を二酸化炭素に変える仕事をしているところに、思い出したように声をかけられる事が最大の恐怖である。

 

そして全く興味がない“ウチの子供がさ~”みたいなクソ喰らえな話題に巻き込まれ思ってもない建前を述べる事はこの上ない恥辱である。

挙句“ウチの子の写メ”とやらを見せられた時なんていうのが正解なんだよ。

 

可愛いねー!そう言えば子どもって3歳までタワシで体洗ってあげると大人になってからも風邪ひきにくくなるらしいよ!とでも言っとけばいいのか?

 

いやー、恐怖で妄想が膨らむ膨らむ。

 

無理して出すテンションの場には行かないが一番ですな。

お気をつけあそばせ。